生活9.パリのセーヌ川が、オリンピック後、泳げるようになる⁈
オリンピック、パリでの開催まであと362日。
開会式をスタジアムでなく、セーヌ川で開催しようとしている中、どんな計画がなされているのでしょうか?
来年のオリンピック
パリでのオリンピック、開催は、来年2024年7月26日から8月11日まで。
開会式は、午後8時24分から。
選手たちが約160隻の船でセーヌ川を入場行進するという、画期的なプロジェクトです。
パレードは、全長6kmにもなるそうで、岸や橋の上に設置された80の巨大スクリーンにその映像は映し出されます!
セーヌ川がきれいになる?
パリといえば、セーヌ川。
オリンピックでは、入場行進だけでなく、競泳競技もセーヌ川で開催できるよう、14億ユーロ(約2100億円)をかけて川を浄化する計画を立てたといいます。
行われる競技種目の詳細は、まだわかりませんが、翌年の2025年には、3つの遊泳場をセーヌ川の中にプールとしてオープンすると発表されました。ブラス・マリー、グルネル、ベルシーの3か所です♪
どんなふうにきれいにする?
パリ市には、セーヌ川に船を浮かべて暮らす人が多くいるのです。
そのほとんどの船が、暮らしの汚水や排水をそのまま川に流してきました。
その船の数、市内だけでも300隻、近郊を含めると1300隻にも上ります。
そこで、パリ市は、セーヌ川のすべての港で船の排水を下水管につなぐ施設の整備を進めていて、
船のオーナーに対しては、みずからの負担で船に下水ポンプをつけるなどこれに対応するよう要請しています。
オリンピック期間中には、市の郊外に移動するよう求められている船もあるそうです。
パリの下水道が、雨水で溢れセーヌ河に汚水が流出することも、汚染の大きな原因です。いま、それを防ぐため、左岸の公共庭園の下に4万6000m3の巨大な地下水槽を建設しています。
待ち遠しい、パリのオリンピック
来年のオリンピック、今から考えておかないと間に合わないかも!
テレビで観戦するもよし、現地に行って応援するもよし。
とにかく、待ち遠しいですね。